1 保険の奥歯

奥歯は通常、 虫歯を削り、型取りし模型作製した後、技工所にてメタルの歯を作ります。
メタルは 厚生労働省から認可された歯科用の金属を使用します。

金属の成分・分量は以下の通りです。

成分  分量
 金  12.0%
 パラジウム  20.0%
 銀  48.0%
 銅  17.0%
 その他(インジウム等)  3.0%

該当規格:JIS T 6106
「歯科鋳造用金銀パラジウム合金」

2 歯周病

歯周病は、歯と歯ぐきの境目にプラークがたまり、その中の細菌の刺激によって引き起こされる「歯ぐきと骨の病気」です。

痛みや不快感といった自覚症状がないまま進行することから、気が付いた時には、かなり病状が進行している可能性も。

また近年では、歯周病がお口だけでなく、全身の健康にも深く関係 していることが明らかになってきました。

毎日のケアで確実に歯垢を除去することが歯周病最大の治療であり、予防法です。

☆☆☆ 歯周病チェック  ☆☆☆ 

1 歯肉からの出血
2 歯がグラグラする
3 歯肉を押すと膿がでる
4 歯肉が腫れたことがある
5 硬いものを食べると歯が痛い
6 物がよく挟まる
7 口臭が気になる
8 歯肉がやせてきた
9 朝起きると口の中がネバネバする

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※ 2~3項目に当てはまる方は歯周病です。

☆☆☆ 歯周病の進行について ☆☆☆

歯周病がどれだけ進行しているかは、歯ぐきの状態を見ればわかります。

歯ぐきからの出血は歯を支える歯ぐきに炎症がある証拠で歯周病の特徴的な症状といえます。

炎症が進み歯周ポケットができる程になると、歯を支えているアゴの骨の一部である歯槽骨の破壊がはじまります。

歯周ポケットの深さが4mm以上になると病状はかなり進行しているといえます。

ポケットの中は歯周病菌が繁殖しやすい環境なので、菌が増殖し、ポケットの深さが7mm以上になると歯槽骨の破壊がさらに進み、歯がグラグラと動揺しついには歯が抜けてしまいます。

まずは、初期の段階で歯科医院にて歯石の除去(スケーリング)をおすすめします。